市民の皆様へ 「識別表示マークに従った分別」にご協力ください

収集された資源物は、新たな製品の原料になります。皆様が排出した資源物は、原料にできる分別になっているでしょうか?
現在リサイクルプラザに搬入されている資源物には、残念ながら非常に多くの不適物が混入しています。少量の不適物でも、汚れ移りのほか、設備の故障や火災などの原因となり、ひいては資源循環の停滞に繋がることがあります。
「識別表示マークに従った分別」と「汚れの洗い落とし」を行っていただくと、理想的なリサイクルに大きく近づくことができますので、皆様の理解あるご協力をよろしくお願いいたします。

プラスチック製容器包装に混入している不適物の例

プラスチック製容器包装は「プラマーク識別マークに従ったもので、汚れていないもの」を資源として分別していただく区分です。すべてのプラスチック製のごみを出す区分ではありません。正しく分別できていると容器と包装だけになります。
収集後、人の手で選別していますので、袋を多重にせず、危険な物は特に混入しないようご協力ください。(写真をクリックで拡大)

容器包装プラスチック不適物1 容器包装プラスチック不適物2

  • (不適物の種類)プラマークの対象ではないプラスチック製品やビニール・紙・ゴムなどの製品

  • (ポイント)"見た目がプラスチックのもの"ではなく、プラマークで示されている"プラスチック製の容器と包装"が対象です。
  • (正しい排出)もやすごみ 40㎝以上は粗大ごみ
  • (不適物の種類)在宅医療などの感染性廃棄物

  • (ポイント)"注射器・点滴チューブは容器包装ではありません。選別中に注射器の突き刺し事例もあり、危険です。
  • (正しい排出)医療機関に相談、感染性廃棄物でないものはもやすごみ
  • (不適物の種類)内容物が残ったもの・汚れが付着したもの

  • (ポイント)収集・選別の際にきれいなものに汚れが移り、資源や製品の質が低下します。
  • (正しい排出)洗浄して排出。変形等で洗浄できないものはもやすごみ
  • (不適物の種類)危険な物

  • (ポイント)モバイルバッテリー・電子タバコ等の二次電池が原因の発火事故が全国的に急増しています。他にもガスボンベ・スプレー缶・ライターは特に危険です。
  • (正しい排出)蕨市・戸田市から発行されている"ごみの出し方のパンフレット"を確認し、正しい区分で排出
  • (不適物の種類)金属など異素材を含む製品

  • (ポイント)プラマークの対象の容器包装に、プラスチック以外の素材が含まれることはありません。
  • (正しい排出)蕨市はもえないごみ、戸田市は不燃物等
  • (不適物の種類)紙・金属・木・陶器・ガラスなど

  • (ポイント)全く異なる材質のものも混入しています。特に多いのが、割り箸と紙製の容器です。
  • (正しい排出)プラマークで示されていないものはプラスチック製容器包装には入れないでください。ごみの出し方をご覧いただき、正しい分別をお願いします。

ペットボトルに混入している不適物の例

ペットボトルは、もう一度ペットボトルに再生されたり、ポリエステル繊維になったり、卵パックなどのシート類になったりと、いろいろな物に生まれ変わります。不適物の混入がなく、きれいに排出していただくと、資源としての価値が向上し、より品位の高い製品に再生できるうえ、ごみ処理に使われる収入も増えることになります。(写真をクリックで拡大)

PETボトル不適物1 PETボトル不適物2

  • (不適物の種類)プラスチック製容器包装の区分の容器

  • (ポイント)識別表示マークを見て分別すると、間違いがなくなります。
  • (正しい排出)プラスチック製容器包装
  • (不適物の種類)内容物が残ったもの、異物が混入されたもの

  • (ポイント)内容物はすすいでください。変形・腐敗・異物の投入などにより、きれいにできない場合は、もやすごみに出してください。きれいなものに汚れが移ってしまいます。
  • (正しい排出)中をすすぐ。異物を入れない。きれいにできない場合はもやすごみ。
  • (不適物の種類)キャップやラベルが除去されていないもの

  • (ポイント)リサイクルプラザでは除去しきれません。資源としての価値が下がり、ごみ処理に使われる収入が減ることになります。
  • (正しい排出)キャップとラベルはプラスチック製容器包装
  • (不適物の種類)ガラスびんや缶など分別区分の異なる資源物

  • (ポイント)同じ施設に搬入される資源物でも、処理の工程は別なので、コンベヤ上から一つ一つ人の手で取り除くことになり、処理の妨げになります。
  • (正しい排出)少量でも、正しい分別区分で排出
  • (不適物の種類)危険な物

  • (ポイント)収集車両と選別後に圧縮するため、スプレー缶やライター等の危険物の混入は爆発事故や火災の原因となり、非常に危険です。
  • (正しい排出)蕨市・戸田市から発行されている"ごみの出し方のパンフレット"を確認し、正しい区分で排出

ガラスびんに混入している不適物の例

ガラスびんも新しいガラスびんの原料になります。びん以外のガラス製品(電球、ほ乳びん、食器・調理器、建材のガラス等)を混入しないでください。簡単に外すことができるキャップは取り除き、識別表示マークに従って「生きびん」を分別してください。ラベルは取らなくても問題ありません。内容物の洗い落としにご協力お願いします。(写真をクリックで拡大)

びん不適物1
  • (不適物の種類)分別区分が異なるもの 特に缶類

  • (ポイント)戸田市には青いカゴが2種類あり、資源物の日には大きい青カゴが缶類、小さい青カゴが雑びんです。
  • (正しい排出)ガラスびんで収集しているものは、"飲料水・食品・酒類・ドリンクなどの内容物が入っていたガラスびん"及び"化粧品用のガラスびん"です。
  • (不適物の種類)内容物が残ったびん

  • (ポイント)中身が残っているとリサイクルできません。中身はもやすごみとし、びんをすすいでから排出してください。
  • (正しい排出)内容物を除去し、中をすすぐ。フタが取れない場合、蕨市はもえないごみ、戸田市は不燃物等
  • (不適物の種類)耐熱ガラス、びん以外のガラス製品、陶磁器、蛍光管・電球、薬品・農薬等のびん

  • (ポイント)空きびん以外のガラス製品は、びんとはガラスの成分が異なるので、ガラスびんに混ぜないでください。
  • (正しい排出)蕨市はもえないごみ、戸田市は不燃物等

缶・金属類に混入している不適物の例

ガラスびんの混入が多く、割れたびんが処理の妨げとなるため、困っています。戸田市には青いカゴが2種類あり、資源物の日には大きい青カゴが缶類、小さい青カゴが雑びんです。
金属製品で資源にできる割合が高いもの(※)を一部、缶と同じ区分で収集しています。その他の金属製品については、もえないごみ(蕨市)・不燃物等(戸田市)で出してください。
一斗缶は、蕨市はもえないごみ・戸田市は粗大ごみです。スプレー缶は、必ず中身を使いきってください。(写真をクリックで拡大)
※フライパン・なべ・水筒・調理用ボウル・(やかん・金属製のスプーンとフォーク)

缶不適物1
  • (不適物の種類)区分以外の金属製品

  • (ポイント)フライパン・なべ・水筒・調理用ボウル・(やかん・金属製のスプーンとフォーク)以外の金属製品は混入しないでください。
  • (正しい排出)蕨市はもえないごみ、戸田市は不燃物等
  • (処理に手間がかかるもの)持ち出しに使った袋に入ったままの缶

  • (ポイント)袋に張り付いた缶を取り出す作業が必要になり、選別の効率が低下しています。
  • (正しい排出)持ち出しに使った袋から出してカゴに入れてください。

紙類に混入している不適物の例

雑紙(その他の紙類)はリサイクルプラザで選別され、最終的には紙製品の原料になります。特に洗剤・線香等の臭いがついたもの、中が銀色の紙パック、レシート(感熱紙)、アイロンプリント紙、食品等の汚れがついた紙は「もやすごみ」です。これらは再生品を大きな単位で不良品にしてしまうため、特に混入してはいけない禁忌品です。(写真をクリックで拡大)

雑紙不適物1 雑紙不適物2

  • (不適物の種類)中が銀色の紙パックなど、他の素材と複合しているもの

  • (ポイント)紙以外の素材が一体化していると不適物です。混入すると、大量の不良品を発生させてしまうものもあります。
  • (正しい排出)もやすごみ
  • (不適物の種類)食品等で汚れた紙

  • (ポイント)汚れた紙はリサイクルに向かない不適物です。
  • (正しい排出)もやすごみ
  • (不適物の種類)洗剤・線香等の箱など臭いの付いた紙

  • (ポイント)。新しい紙の原料にした際、臭いが残ってしまい、大量の不良品が発生するため不適物です。
  • (正しい排出)もやすごみ
  • (不適物の種類)牛乳パック等の紙パック

  • (ポイント)中が銀色ではない紙パックは古紙類で排出してください。雑紙で排出されると素材の違いにより、リサイクルできません。
  • (正しい排出)古紙類の区分で、ヒモで縛った状態で、袋に入れずに排出。
  • (不適物の種類)紙でない製品、またはそれらが入ったままのもの

  • (ポイント)特に多いのが、水道工事業者等が配布しているマグネット広告や未開封のダイレクトメールです。
  • (正しい排出)不要なダイレクトメール等でも開封して分別してください。